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昨日、山形県野球場で開催された選手権山形大会決勝、羽黒との一戦は延長11回4-5で
サヨナラ負けを喫し、2年ぶり6回目の甲子園出場にあと一歩届きませんでした。

初回にホームランなどで3点を失うものの選手やチームには動揺は見られず、虎視眈々と
羽黒エース佐藤の148kmの速球への対応力を高め、打者一巡した4回に1点、5回に3点を奪い
見事佐藤をマウンドから下ろすことに成功しましたが、継投した篠田をあと一歩打ち崩せず
延長11回にサヨナラホームランを浴び悔しい敗戦となりました。

がしかし、選手達は本当によく頑張ってくれました。
今年のチームは、秋県大会は酒田南に1-2で敗れ、春県大会も山形中央に0-3で敗戦し、
4年連続出場していた東北大会への出場も叶わなかったチームでした。
そんなチームが選手権大会ギリギリまでチーム内競争を繰り返し、大幅なメンバー入替えも行いながら
ノーシードから決勝までの厳しい戦いを勝ち上がり、あと一歩のところまでの善戦を見せてくれました。

今大会は過去最高本塁打の出た年でもあり35本のホームランが記録されたものの
鶴岡東は二回戦で滝沢が放った1本のみでした。
ホームランを打てる大型バッター不在の中で、機動力と犠打と単打で繋げる打線と
最小失点で踏ん張る投手力が持ち味のチームでしたし、逆にいえば派手な選手はいないものの
チーム力・総合力で戦ってきたチームとも言えるでしょう。

一戦ごとに変わるオーダーが物語るように、選手個々の調子の見極めと微妙な修正、
ベンチメンバーの公式戦経験値を高めながら誰がどこで出場しても戦えるチームとして
全員野球の集大成を見せてくれたと思います。

悔しいですが勝った羽黒も第1シードの力量通りの投打のバランスのとれたいいチームでした。
それでも、華やかなホームランや剛速球投手などいなくても、ここまで戦えるということを実証し
一戦一戦逞しく、そして強くなってきていることを実感できたチームも珍しかったのではないでしょうか。

一夜明けた今でも悔しさだけが残ります。
この悔しさは来年とは言わず秋に晴らすべく、引き続き後輩たちの頑張りをOB会の総力を挙げて
サポート、バックアップしていかなくてはなりません。

暑い中、本当にたくさんのOBの皆さまに球場に足を運んで頂きました。
後輩たちの立ち向かう姿に感動し、勇気をもらった今年の夏でした。

本当にありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。











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